被害にあわれた方、ご家族の方へ
被害にあわれた方のご家族・関係者へ
- 被害者にしてあげられること
- 被害者への接し方
- 家族や友人が気をつけること
被害者にしてあげられること
自分の大切な家族や友達、恋人が被害にあうと、周りの人も動揺し、こころが非常に傷つきます。そのような中で、家族・関係者は、被害者を支えたり、傷つけたりしないためにどのようにしたらよいかわからなくて困ってしまうことも少なくありません。ここでは、被害者が必要としている手助けと、傷つけないために気をつけるべきことの2つを挙げました。
事件後間もない時
- 安心できる人がそばにつきそう
- 被害者が安心できる状況をつくる(人目につかない静かな場所や休める場所を用意するなど)
- 身の回りのことに配慮する(着替えを用意する、泊まる場所などを探す)
- 水や食事を用意する(カフェインのあるものは飲ませない)
- 被害者の気持ちに耳を傾ける(無理に事件のことを話させたりしない)
- 被害者の気持ちや反応は当然のことであることを伝える
- 被害者が十分に対処していることを話し、罪悪感をもたせないようにする
- 誰がどんなことを話しかけたり、聞いたりしているのか被害者にかわってチェックしておく
- 被害者に必要な情報を収集しておく(担当の警察官の名前などメモをとっておく)
事件後しばらくしてから
- 被害者の気持ちを理解しようとする
- いろいろな相談の相手になる
- 被害者の気持ちや話に耳を傾ける(同じ話であっても繰りかえし聞いてあげることが必要です)
- 家事や育児、介護などの生活の手伝いをする(特に、小さい子供さんなどを遊ばせてくれるなどが役にたちます)
- 被害者の必要としている情報を集める手伝いをする
- 警察や病院、裁判所などに付き添う
- 仕事や学校の問題に対処する手助けをする(授業のノートをとってあげるなど)
- お酒を飲みすぎないようにアドバイスする