被害にあわれた方、ご家族の方へ
犯罪被害後の心理的影響
- 一人で苦しまないで
- トラウマとは
- 被害から間もない時期に起こりやすいこと
- 長期的な反応1 PTSD
- 長期的な反応2 うつ病その他の精神疾患
- 長期的な反応3 体や気持ちの変化
- 遺族の方に表れる反応 -悲嘆反応-
長期的な反応2 うつ病その他の精神疾患
うつ病
うつ病も犯罪被害者には多く見られる疾患です。
うつ病は以下に挙げたような症状が2週間以上続いている場合に疑われます。
- 一日中気持ちが沈んでゆううつになる
- 意欲がなくなり、好きだったことにも興味がわかない
- よく眠れない(朝早く目がさめる、夜中におきてしまうなど)
※人によっては過眠になることもあります - 食欲がない、やせてくる
※人によっては、過食になることもあります - ささいなことでも自分を責めてしまう
- 涙もろくなり、すぐ悲しくなる
- 希望が感じられない、悲観的に考える
- 頭が働かなくて、集中できない
- 自殺を考えたり、実行しようとしたりする
- 他にも、特定のもの(刃物など)に対する恐怖症や、不安や過呼吸が突然発作的におこるパニック障害、不安な気持ちが消えない全般性不安障害などの精神疾患が表れることがあります。